こんにちわ。
前回の続きです。 前編
針葉樹は基本的に軽いので、運ぶ際にギチギチに詰め込んでも重くならないのがいいですね。これくらい積んでも余裕で運べました。重さは図っていないですが10kgは確実にありません。
手斧とキンクラそれぞれの所感を書いてみたいと思います。
① 手斧ですが、先ずは軽さがイイ。キンクラは金槌、ハンマーを使用しますが、これが重いと結構疲れます。少しの時間ならいいと思うのですが、ずっとやっているとだるさを感じるかもしれません。腕の力がつくので短所とも言い切れないと思いますが…。
② 割った時の爽快感は個人的にはキンクラよりも気持ちがイイです。これは斧の持つ大きな魅力と言っていいと思います。
③ スピードでは今回は遅れをとりましたが、これは個人の力量やテクニックに依るところが多いと思います。割る対象の薪がある程度太く、割りやすく、倒れることなく立ってくれれば、1アクションで割ることが出来ます(割る動作だけならば)。パッカーンと割れるのはやはり爽快です。慣れてきた後半は楽しくなってきました。
④ そしてアウトドアやキャンプでも使える。更には比較的安価というものポイントかと。
ただし刃物にはつきものですが、怪我の恐れが何よりも怖い・・・です。
対してキンクラの所感。
①最大の魅力はその安全性だと思います。刃物を使用しないので怪我をする恐れがはるかに少ないです。そして小さなお子様でも女性の方でも焚き付け作り=燃料つくりに参加できるのはとても素晴らしいことと思います。自分で割った薪で火がつくというのは嬉しいものです。
②先ほど手斧は1アクションで、と書きましたがこちらは薪を固定するために一度薪を叩き、安定させてから割るという使い方が推奨されます。そうすることでハンマーで手を叩く恐れもなくなりますし、薪を立てる必要もありません。薪の断面が多少ななめでも刃に食い込むのでこれも大きな利点、且つ焚き付け作りの作業効率(スピード)を上げる要因です。
薪割りの作業は、それを運ぶ、棚や箱に仕舞う作業ももれなくついてきますが、こうして周りに箱を置いておくと(ある程度)入ってくれます。
動画です↓
キンクラで焚き付けつくり毎朝の日課。キンクラで焚き付けつくり。
結論としては安全性はキンクラに旗が上がると思います。作業効率は個人の力量に大きく委ねられるとことになります。ただやはり斧には斧の良さがあり、どちらも捨てがたいですね。久しぶりにやってみて、手斧も悪くないな、と思いました。