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読書感想⑥ なるほどの対話

評価:
河合 隼雄,吉本 ばなな
日本放送出版協会

すっかりめっきり寒くなってまいりました。

皆様風など引いておりませんでしょうか。
自分はこの時期必ず風邪をひきます。理由は簡単毛布が何処かへいってしまうからです。
朝起きると掛け布団のみで、毛布が何故か何処かへ行ってしまっています。きっとリトル・ピープル的な何かが夜な夜な毛布をずらしているのでしょう。困ったものです。寝相は悪くありません。寝ているからわかりませんが。
夜寝る前に読書をしていますがそのまま値落ちすることがほとんどなので同じところを何回か読むハメになったりすることが多々ありますが、面白い本というのは何度読んでも面白いですね。
故河合隼雄氏と作家の吉本ばななさんの対談本。 吉本さんは高校の頃何故か異様にはまって初期作は殆ど読んだ思い出があります。「いつかどこかで見たことがあるような既視感を持つ風景・心理描写」が抜群に上手いなぁ・・・と今では言葉にできますが(乱暴すぎる書評というか感想ですが・・・)当時はそれが本当に大好きでした。
河合隼雄氏は村上春樹氏との対談本で知りました。関西弁の面白いおっちゃんだなぁという印象でしたが、とてもご高名な方とはつゆ知らず・・・
語学を学ぶときには4種類あるといいます。「読む」「書く」「聞く」「話す」
で、河合氏は「聞く」こと、吉本さんは「書く」ことの専門家です。
その2人の「対話」ですので興味深く読むことが出来ました。話は教育、社会問題、時代など色々なテーマを取り扱っていましたが、どれも表面的でなく、中心、ほんとうの問題は何か、ということをお2人の視点、思考から語っていて「なるほど」と思わされるところもありました。
何よりも2人が楽しそうに会話している様子が伝わってきて、難解なテーマもリラックスして、時に真剣に考えさせられて、良い本でした。