お久しぶりの新人じゃない方のスタッフKです。
ほぼ毎日更新を続けるGさんはほんとうにすごいですね・・・!
さて、
もはや「国民的作家」的な位置にまで上り詰めた感がある有川浩の昨年の夏に出た単行本。
図書館で予約待ちをしていたこともすっかり忘れたころに連絡がありいそいそと借りに行きましたら、今現在ちょうどTVドラマ化してたんですね。
同じく図書館にあった「ダヴィンチ」の表紙も有川浩。読んでみると「図書館戦争」や「県庁おもてなし課」も映画化。一時期の東野浩二 東野圭吾のような勢いですね。「阪急電車」なども映画化されていて、「フリーター、家を買う」もドラマ化。著書の半分くらいがメディア化されているとは…
この人の作品はいい意味で「軽さ」が魅力の一つかも。です。いわゆる「ライトノベル」のジャンルに括られていたのが初期のころでしょうか。自分もそれがなんとなく嫌で「読まず嫌い」ではありましたが、最初に読んだのは確か「クジラの彼」という作品。
面白い本かどうかを図るのには自分が読んでみるのが一番。面白い本はそれこそ最後までノンストップで読み切ってしまいます。そしてあっという間に時が過ぎます。(時計の針の進み方が中学生の時の数学の授業の時と比べるとどう考えても10倍は違う気がします。)
で、これはページ数が462Pありましたが、2日で読み切りました。
ドラマなどで面白いな、と感じた方は原作も読むともっと面白く感じるかも?です。
で、意図したわけではないのですが、このところ読む本読む本帆飛んで「あの日」関連のものが多いです。この本は本当に意図せずだったので、驚きもありつつ、こういうのも何かの「縁」なのかもと思っています。
この本は2011年の夏ごろに発売される予定だったのが、約1年延期され2012年の7月に出版されています。
主人公は航空自衛隊の飛行機乗り、ブルーインパルスを目指していた青年。
目次の最後には「あの日の松島」というタイトル。
頁数こそ少ない話でしたが、ずっと自衛隊ものを書いてきた有川氏にしかかけない、書かなくてはならない話でした。あれ…目から水が…的な現象を抑えきれませんでした。
是非ご一読を!