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雑色読書③ 象の消滅

少し前の話になりますが村上春樹の新刊が発売になりました。本屋に行ったら新刊が売り切れ、という昨今珍しい状態に驚きつつも読めない悔しさで部屋にあった村上春樹の短編集を再読してみました。

 
 
確か高校1年生の頃に中学の図書館で「羊をめぐる冒険」のタイトルだけで読んでみたところそのなんとも奇妙で不思議な世界観にハマッてからずっと読んでいる作家です。当時「ねじまき鳥クロニクル」を意地ですべて読んだことが思い出されます…内容は殆ど憶えていませんでしたが、とにかく最後まで読み切る!と決めてそれができたことがなんというか今の自分の「読書体力」のようなものの基礎になっている気がします。
 
 
久しぶりに読んでみると、いろんなタイプの話をかけるなぁ、ということ。ミステリ、ホラー、恋愛、青春、私小説、ショートショート、ノンフィクション、といろんなジャンルがありますがそのどれにも当てはまるような当てはまらないような。
 
初期の頃の「~かもしれない。あるいはそうじゃないかもしれない。でもどっちだっていいことだ」という独特の言いまわしは今となっては少々くどく感じるのだけれど、それでも文体が醸し出す雰囲気がこの人にしか出せない何かがやはり自分は好きなのかもしれない。
好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとここまではっきり分かれる人も珍しいと思いますが。
 
 
個人的には「神の子供たちはみな踊る」の「蜂蜜パイ」という話が一番好きです。この短編集には載っていませんが(^_^;) 
 
其の理由としてはまたその内書きたいと思いますので。

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