毎度毎度GさんのBLOGの流れをぶった切るマイペースな投稿を続けておりますスタッフKです。
さて以前は「小説」が好きだったのですが、ここ最近(2~3年)はノンフィクション、エッセイ、が主な読書ターゲットになっています。それは何故かといえば、「事実の物語が醸し出すなんらかの緊張感や力強さのようなもの」が好きなんだと思います。うまく言えないですが。
たまの休みの日に美濃加茂市内の「ワンダーランド」という古本屋で探し当てたこの本。これはラジオのパーソナリティがいつだったか面白いんです!と言っていたのが記憶の片隅にヒョイっと引っかかっており、タイトルを見たとたんそのことを思い出して購入しました。¥120。まぁ安いこと。
棚に文脈というか流れがあって、このジャンルの次にこの本が来てそれから次にこういう本がくるかーというのが眺めてて面白いです。本屋さんに1時間は余裕でいられるタイプの人間なのであまり大きな書店だと逆に何を探していいのかわからなくなりますが。
で、この本。向田邦子といえばドラマの脚本家で有名らしいのですが、自分は名前しか知りません。少し調べてみると「寺内貫太郎一家」「あ・うん」「阿修羅のごとく」というのが有名らしですが、もちろん見たことはありません。うーむ。
鬼籍に入られた方の書籍を読む、というのは時代性や、単に仮名遣いが読みにくかったりするのですが、1970年代に書かれたこのエッセイ、普通に読めました。今では死語となっている言葉も出てきたり、なんのことかわからない単語もあったりで、それはそれで楽しく読めましたし。
「父の詫び状」というのが代表作のようですので機会があったらまた読んでみたいと考えています。読書は楽し。