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薪ストーブ導入へのアドバイス(2)本当にロストルは必要?

山の家Gです。
ロストルのお話の続きです。
アメリカ・カナダの薪ストーブには必ずロストルがあり、灰受け皿が装備さ
れています。
これは、フランクリンが発明した大昔の薪ストーブまでさかのぼりますが、
当時は薪に限らずコークス・石炭などあらゆる燃料を焚く事を想定し開発さ
れた経緯があります。
コークス・石炭は、燃焼時に薪とは比べ物にならないくらいの空気を必要と
します。
ロストルの下部から空気を供給することで燃焼をスムーズに行えるのが絶対
条件だったのです。

現在のバーモントキャスティング・ダッチウエストなどの北米の薪ストーブ
もこの流れの中で開発され、キャタリックコンバスター(触媒)などの新技
術と相まって現在に至っています。
特に触媒式の薪ストーブにとって、ロストルやバイパスダンパーなど短時間
に炉内温度を上昇させる仕組みはなくてはならない要素でした。
北欧の薪ストーブメーカーにとっても、排出ガスのよりクリーン化を求めら
れた近年はロストルの標準化やクリーンバーン化への二次三次空気導入シス
テムは、基準を満たすためやむを得ない選択でした。
このためまだ燃焼可能な熾きが受け皿へ落下し灰となって捨てられると言う
もったいない結果となっています。
本当に薪をゆっくり長時間燃焼させるにはロストルは必要ありません。
アッシュベットのゆりかごの中で乾燥させた太めの広葉樹を燃やし極端
な温度低下さえ気をつければ長時間燃焼は可能なのです。
ロストルなしでクリーンバーンのモデルは現在では少なくなってきましたが
北欧とある国では当たり前に普及して
います。
(次回へ続く)