今日から新年5日まで年末年始休暇の山の家Gです。
師走の海上の森の生き物達をご紹介します。
ミヤマガマズミの冬芽です。ほんのりピンク色になっています。

アセビの花芽も膨らんで来ました。昨年は暖冬で12月に咲きだしましたが、今年はまだまだみたいです。

ヤマウグイスカグラは早くも咲きだしています。かわいい小さな花です。

屋戸湿地でハルリンドウのロゼットを見つけました。来春の花が楽しみです。

アオキの葉上で見つけた越冬するカメムシはミナミトゲヘリカメムシです。
南方系のカメムシで温暖化に伴い分布北上中です。

ウラギンシジミは常緑樹の葉裏で成虫越冬します。

リョウブの冬芽はナポレオンハットみたいに見えます。

アオキの葉裏では色々な虫たちが越冬中です。
これは日本のクサカゲロウで最大種のアミメクサカゲロウ。きれいな翅と長い触角が特徴です。

同じアオキにいたのはヒゲナガサシガメの幼虫です。これも触角が長~いですね。

オオカメノキの冬芽でこれは花芽です。別名バルタン星人・・・。

この時期の木の皮の下には越冬中の色々な虫が見られます。
ヒノキの皮下にいたのはオオクチキムシです。

こちらはヤニサシガメの幼虫、ヤニがついていてベトベトします。

エサキモンキツノカメムシは集団で越冬中です。背中のハートマークが人気です。

アカマツの朽木の木の皮の下はウバタマコメツキがいます。見つけると嬉しくなる大型甲虫ですね。

スズカカンアオイの花芽は控えめに準備中でした。

最後はこれ。やっと見つけたイチモンジチョウの越冬幼虫です。(アサマイチモンジかもしれません)
食草のスイカズラの葉で越冬します。8㎜程しかないですが、トゲトゲは立派についていました。

いやーとても紹介しきれません。
皆様良いお正月をお迎えください!山の家Gでした。