横山 健
扶桑社 |
横山健という人を知っているか知らないかで感じ方が随分変わるであろう書籍。日本が誇るメロコアバンド「ハイ・スタンダード」のギタリスト横山健さんのコラムが単行本化されたものがコチラです。
バンドマンとして、父親として、社長として、日本人として。様々な角度でその時々彼が感じた事が書き綴られています。
この中には「嘘がない」感じました。それは自分が彼の音楽を知っていて、とても大好きなバンドの人間だからそう感じるのかもしれないし、文章からそう感じるのかもしれない。
受けた影響が大きすぎてバイアスを外して冷静に判断が出来ない状態です。一言でいうと「憧れの人」の言葉を「ファン」が聞いている状態。それでも「いい本だった」と言えます。
くだらない話も真面目な話も危ない話もすべて興味深く読めた。自分が中学生の頃から聞いている人がこんなかっこいい人だったんだと改めて気づくことが出来た気がします。
オリンピックも大事かもしれないけれど、それよりもまず東北、福島が先だろう思うのです。