晩秋から初冬にかけての海上の森に行ってきた山の家Gです。
今日は海上の森の生き字引と異名をとるY先生とご一緒しました。
12月に入りすっかり木々も葉を落とし、初冬のたたずまいに成りつつあります。
昆虫もすっかり姿を消し、寂しい限りですがこの時期にしか見られない蛾の仲間の
フユシャクはこれからがシーズンインです。
初めに姿を現すのが、クロスジフユエダシャクです。
これは♂ですが、口が退化しており飲まず食わずで♀のフェロモン目当てに飛び回るケナゲな峨です。
昼行性の為、この時期よく見かけますが今年は特に多い感じがします。
♀の姿を見られる事を期待しつつ、物見山まで行く事としました。
物見山の山頂の寒暖計が無くなっており、Y先生が次回設置するとの事です。
帰りの池のヤナギに蝶のコムラサキの幼虫を発見!。10mm位の体長で2つの角が見えます。
(以下は、Y先生の写真を拝借です。)
このまま越冬し来春に羽化します。
この木には、チャバネフユエダシャク(オオチャバネフユエダシャクかも・・)の♀もいました。
フユシャクの♀のしては、派手な部類です。鳥の糞に擬態しているそうです。
翅が退化しており飛べませんが、フェロモンを出して♂を誘引して子孫を残してゆきます。
帰り道で一生懸命クロスジフユエダシャクの♀を探しました。
やっと一頭の♀を発見出来大喜びです・・・。
これも翅が退化して飛べませんが、少しだけ翅の名残が残っていますネ。
今日は、海上の森でフユシャク2種の♀を確認でき大満足の山の家Gでした。
Y先生ありがとうございました!
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