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薪ストーブ導入へのアドバイス(輻射式と対流式)

猛暑の中、薪ストーブの導入をご検討されておられる皆様本当にありがとうございます。
山の家Gです。
前回の薪ストーブ導入へのアドバイスは、ロストルのお話でしたが、少々専門的で分かりにくかったと反省しております。
今回は、輻射式と対流式のお話です。
現在、日本で販売されている薪ストーブは輻射式が過半数を占めています。
輻射熱が全面(上下・左右・前後)から発散されることにより、お部屋を直接暖めてくれます。
これぞ薪ストーブという感じですね。
一方対流式は、両サイドや背面が二重構造になっており空気層があります。
下からの冷たい空気が、空気層を通過する際に暖められて上部に発散されます。
暖かさは輻射式と遜色ありません。

MORSO 2140CBの放熱図
もちろん前面からは、ガラス越しの輻射熱が発散され、上部からも一部のモデルを除いて輻射熱が放出されます。
対流式+輻射式と言った方が分かりやすいかも知れませんね。
日本でのシェアが比較的高いヨツールのクラシックラインやバーモントキャスティング社には対流式が有りませんので、これらを主体に販売されている薪ストーブ屋さんに行かれても対流式は展示もしていませんし、詳しいお話もないと思います。
たまに対流式はお湯も沸かないしクッキングもできないなどと言う間違った情報が聞かれますが、認識不足か意図したものか分かりませんが困ったものです。
では、対流式の良いところは何でしょうか?
それは、何と言っても壁との離隔距離が少なくて済むという事でしょう。
対流式と輻射式の裏面での可燃壁との安全離隔距離を比較してみましょう。
<対流式>
SCAN CI-8GLCB   200mm
SCAN CI-10GLCB  150mm
MORSO 2140CB    200mm
<輻射式>※
JOTUL F500      460mm
アンコールエヴァーバーン    550mm
(※リアヒートシールドで距離を縮められる場合も有ります。)
設置する場合、本体と煙道部材・工事費の他に炉台や遮熱左官工事で思わぬ出費を余儀なくされる場合がある事を覚えておいて下さい。
壁への熱伝導が少なく遮熱工事への負担が少なくて済む対流式は、アンデルセンストーブ(MORSO/SCAN)には多くのラインナップがあり、壁にもお財布にも優しい安全設計の薪ストーブなんです。

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