里山再生のために薪ストーブを推進する、山の家Gです。
最近になってようやく各地からナラ枯れ被害の報道がチラホラ出てきましたが、実はこの被害かなり深刻な状況です。
川辺町の山林
梅雨明け頃から急に山の至るところが赤く変色し始めています。
これは、カシノナガキクイムシとう言う体長5mm程度の甲虫が、ナラやカシの木に穿入し、メスに付着したナラ菌(ラファエレア菌)が木の中で増殖し、カシナガの幼虫との連動で、導管を詰まらせて木を枯渇に追い込むのが原因とされています。
特にミズナラなどの大径木を好む傾向があり直径10cm程の若年木はほとんど被害を受けません。
近年、里山に人が入らず放置され続けられた為このような被害が拡大しています。
東海地区3県でもすでに500haの被害が確認されているのです。(8/23付読売新聞より。
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/cop10/cop100823_1.htm
郡上市の被害状況(中日新聞より)
今こそ里山の保全のために、もっともっと多くの人が新炭材利用のため山に入り里山を若返らせる必要があります。
薪ストーブの普及で少しでもお手伝いができればと、毎日奮闘している山の家Gでした。
早くも紅葉?ナラ枯れ被害急増中!
August 29, 2010 | BLOG