毎月第三土曜日は海上の森自然観察会に参加の山の家Gです。
急に涼しくなり森もすっかり秋の装いに変わりつつあります。
イモムシ君たちも、冬に向けて盛んに活動していますが、擬態や巣の中で生活する為なかなか目にしにくいです。
クズの花にいたのは、ウラギンシジミの幼虫です。花の色そっくりで、目を凝らさないと見えません。
お尻に2本の突起があります。刺激を与えるとブラシ状の突起を出して威嚇するらしいです。
こちらは、ヤマノイモの葉にいたダイミョウセセリの幼虫。葉を巻き込んで巣を作ります。真っ黒い頭とポテッとした胴体が印象的です。
秋の虫と言えば、コウロギやスズムシなどの鳴く虫ですが、姿を現わしたのはアオマツムシの♀です。
鳴くのは♂の方です。
ヤマジノホトトギスが満開でした。いつ見ても不思議なかたちの花です。
アキチョウジも咲きだしました。本格的な秋の到来を告げる花の一つです。
蛾も沢山見ることが出来ました。
これは、ハガタクチバ(ヤガ科)でしょうか。駐車場の壁にとまっていました。
オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科)です。とても綺麗な蛾ですね。
ニワトコドクガ(ドクガ科)です。2つの斑紋が特徴です。
これは、クロスジオオシロヒメシャク(シャクガ科)です。
丸い斑紋の中に銀色の鱗粉がとても綺麗です。普通種らしいですが初見でした。
最後は秋の定番の蝶、アサギマダラ♀(タテハチョウ科)。
物見山付近に10頭近くヒラヒラ飛んでいました。オトコエシの花で吸蜜中です。
少し大きく後翅の下部に黒い斑紋がないのが♀の特徴です。
まだまだ他に沢山の花や虫などを観察できましたが、紹介しきれません・・・。
秋が深まるにつれての海上の森の変化の様子をまたお伝えしたい山の家Gでした。
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